尾瀬国立公園は本州最大級の高層湿原で高山植物の宝庫としても知られています。
四季折々の花々が湿原に咲き、多くのハイカーにとってあこがれの地として、例年多くの来場者で賑わいをみせています。
OZE-HOSHISORAリゾートのある群馬県片品村は、尾瀬国立公園の玄関口として有名で、入山ルートや散策エリアも様々。
そんな数多くあるコースから、初心者でも尾瀬を満喫できるコースを厳選してご紹介します!
鳩待峠~山の鼻~竜宮十字路
尾瀬に訪れるハイカーのなかで最もポピュラーなコース。
尾瀬に入る登山口の中では初心者から上級者まで幅広く利用される「鳩待峠」。2025年には星野リゾートの「LUCY尾瀬鳩待」が開業し、整備された施設を利用することができます。
鳩待峠へは、戸倉駐車場から乗合タクシーやバスで移動する必要があります。(マイカー規制あり)

鳩待峠から約60分、石畳や木道を歩きブナなどの樹林帯を抜けると山の鼻ビジターセンターが見てきます。
ここまでの区間は比較的アップダウンは少ないですが、雨などが降ると木道が滑ったりするので、足元には十分注意してください。
山の鼻ビジターセンターでは尾瀬の歴史や自然を学ぶことができ、駐在するスタッフからおすすめのスポットも聞けるかも?
山の鼻で一旦休憩を挟み、いよいよ尾瀬ヶ原へ。
ここからが皆さんが思い浮かべる尾瀬のイメージに近いのではないでしょうか?
湿原の上の木道を歩き、しばらくすると背後には「至仏山」、正面には「燧ケ岳」が見え、百名山と広大な湿原を望む雄大な自然を目にすることができます。
週末は木道が渋滞することもあるので、木道から落ちないように注意してください。


季節になると湿原には、ミズバショウやニッコウキスゲ、ワタスゲなどの多くの花々が咲き、秋になると草紅葉が一面色づきます。
目的地の竜宮十字路までは、山の鼻から約90分ほど。尾瀬の自然に囲まれてハイキングしましょう。
所要時間:行き約2時間30分、帰り約2時間50分
大清水~尾瀬沼
尾瀬沼エリアは、燧ケ岳の麓に広がる広大な尾瀬沼を中心に、大江湿原や燧ケ岳など多様な自然をコンパクトに体験することができ、尾瀬ヶ原エリアと同様に人気のスポット。

尾瀬に入山するコースの中では、比較的距離の長い道のりとなりますが、尾瀬ヶ原エリアからは少し雰囲気の違う尾瀬を味わうことができます。
大清水休憩所から途中の一ノ瀬までは、バスでのアクセスも可能なので時間を短縮したい方はそちらを利用するのもおすすめ。(運行期間に制限あり)
一ノ瀬からは徒歩でのアクセスとなります。しばらくはアップダウンのある山道を歩きますが、木道などが整備されいるため歩きやすい。
登りの終わりでもある三平峠で休憩し、ここから尾瀬沼に向けて下っていきます。途中木々の間からチラチラと尾瀬沼が見えてきますが、下りの木道は足元が滑りやすい箇所もあるので注意が必要です。
ここまでおよそ90分ほど。大清水休憩所から徒歩でアクセスした場合は、プラス80分ほどかかります。

尾瀬沼に到着すると、周囲をぐるっと周回できるルートがあり、沼尻や大江湿原などの湿原地帯を散策するのもおすすめです。
そして尾瀬沼のシンボル的な存在でもある「三本杉」。湿原の中にポツンと佇む姿は、大江湿原からの撮影スポットとして多くのハイカーに親しまれています。

所要時間(尾瀬沼入口まで):行き約1時間半、帰り約1時間半(バスを利用した場合)
鳩待峠~至仏山
尾瀬国立公園の中には3つの日本百名山があります。標高2,356m「燧ケ岳」、標高2,133m「会津駒ヶ岳」、そして標高2,228mの「至仏山」です。
片品村から日帰りで登るルートとしては、至仏山が一番メジャーな山となります。他2座は泊まりを想定した方が無理なく登ることができます。

至仏山山頂から尾瀬ヶ原への東面登山道は登り専用となっていることから、鳩待峠から至仏山へ向かう場合は、往復してくることになります。
鳩待峠に到着したら、すぐに登山口にアクセス可能なので、入山前にトイレや装備を確認しましょう。
オヤマ沢田代まではしばらく樹林帯を歩き、尾瀬ヶ原が見え始めてくると次第に森林限界を迎え、あたりの景色が開けてきます。ここから小至仏山山頂を経由し、至仏山山頂を目指しましょう。
山頂付近の岩(蛇紋岩)はとても滑りやすくなっていますので、濡れている時は注意が必要です。

山頂に到着すると、眼下には尾瀬ヶ原を見ることができ、対面には燧ケ岳を見渡すロケーションに圧倒されます。
山頂までの道のりは、比較的なだらかな登山道なので初心者でも登りやすいですが、急な天候の変化などもありますので、装備は十分に用意して臨みましょう。

所要時間:行き約2時間半、帰り約2時間
キャンプ場からのモデルルート
OZE-HOSHISORAリゾートからメジャーな鳩待峠まで向かうためには、所要時間にして約1時間半を想定しましょう。
戸倉駐車場まで約50分、そこからバスで鳩待峠まで移動するのに約20分~30分かかりますので、時間に余裕をもって行動することをおすすめします。
9:00 キャンプ場をチャックアウトし移動
10:30 鳩待峠に到着
11:30 山の鼻(ランチ休憩)
13:00 竜宮十字路
14:30 山の鼻
15:30 鳩待峠から戸倉駐車場へ
尾瀬に行く際に注意することは、①十分な装備②バスの時刻③ごみの持ち帰り
①十分な装備
尾瀬には木道があるから歩きやすい、というイメージを持たれる方も多くいらっしゃいますが、それ以外の道中は一般的な登山と変わりません。
また木道も雨に濡れると滑りやすくなるので、サンダルやスニーカーでの歩行は困難になる場合があります。登山靴やランニングシューズなど、しっかりとグリップする靴を選びましょう。
また服装も怪我や日焼け防止のため、肌の露出の少ない格好がおすすめです。
②バスの時刻
鳩待峠や大清水といった登山口から出るバスは最終運行時刻があり、季節や曜日によって異なります。
スタート時間が遅れてしまうと、帰る時間も後ろ倒しとなりますので、時間には余裕をもって計画しましょう。
③ごみの持ち帰り
尾瀬では「ごみの持ち帰り」が原則マナーです。
自然保護の観点からごみの持ち帰り運動が始まり、尾瀬はその発祥の地として知られています。これは尾瀬国立公園内全域でのマナーとなりますので、しっかりと守って尾瀬の自然を楽しみましょう。
最後に
今回紹介したコースの他にも数多くのスポットがあり、泊りがけで行かないと見れない場所もあります。
毎年少しずつルートを開拓していく楽しみも、尾瀬の魅力のひとつです。
そして尾瀬国立公園を安全に楽しむためには、まず準備から。
登山道や木道の整備が進んでいるエリアもあれば、まだ修復しきれていない箇所もあります。
またこの自然をこれからも維持していくためにも、ルールとマナーを守って尾瀬を楽しんできてください。
それでは気をつけて、いってらっしゃい!
▼尾瀬に関する情報はこちらから
https://oze-fnd.or.jp/